立派な生のカレーリーフをいただきまして、こりゃぁカレーにするしかない!
が、その前に撮影しとこ。ついでにかねてより懸案のオリジナルスマホケース用の素材として使お。となりまして。
先日、iPhone5s→iPhoneXに機種変した私。
「これは絶対、落として割ってしまう大きさだな」
と思い全体を包む手帳型ケースを検討。
歴代のケースの多くは100均のケースだったりそれらをデコったり。
手帳型ケースを物色していると、スマホケースの印刷サービスサイトを多数発見。
これは作るしかあるまいな…と思っていたところに、素材にぴったりなカレーリーフをいただいた、というナイスタイミング。
どの印刷サービスサイトでも、大抵はテンプレートや簡易デザインツールが用意されているので、特殊なソフトなくてもとりあえず作ることはできそう。スマホで撮影した画像をそのまま印刷できる感じですね。
さてオリジナルケースのアイデア。
これはもうスパイス柄にすると決めていたので、即決。
イメージは、「SPICES スパイス完全ガイド(山と渓谷社)」という本。
この本、スパイスの説明はもちろんですが、何と言っても写真が秀逸。
もはやスパイス写真集。美しく配置されたスパイス達。それだけで画面が持つ。
フライパンでスタータースパイスを用意してるときとか、炒めた食材にヨーグルトを混ぜてるときとか、この瞬間を切り取ったら絵になるなぁと思うことは多々あるんですが、今回は、いい感じの板の上にスパイスを無造作に散らしたイメージで。
IKEAのフードコートのPOPみたいな。
というわけで、夜中てっぺんも超えた当たりから作業開始。
まず背景の「いい感じの板」…ない。
そもそもデザインで「いい感じで」みたいな曖昧な指示がいちばんデザイナーに嫌がられる。「シャビー感のある古木」で「色はおまかせ」。いや、おまかせも嫌がられるけど。
自分で作るからザックリでもOK。ちょっと未来の自分の首が締まるだけだし。
とはいえ、思いつきですぐ制作できるほど撮影素材があるわけでもなく、インスタ映えない店のテーブルでは話にならない。
で、店の床。古木風タイル。リアルな凹凸と経年劣化した感じのプリントが施されたタイル。時間もないしコレに決定。
とはいえ、いくらなんでも床の上にスパイスをぶちまけるのは良心が咎めるので、撮影したものをプリント。
ついでに、サイトからダウンロードしてきたテンプレートの罫線を0.2ptの白線で描画。
これをアタリにしながらスパイスを配置していく。木目の凹凸とかないけど、たぶん全面スパイスでほぼ隠れるのであまり気にならないはず。
ぶちまけた感満載。ライティングして、撮影。
よく見てみると、アタリの白線0.2ptが結構見えちゃう。白線じゃないほうが良かったかも。結局、Photoshopでレタッチ。アンド色調補正。
最後にIllustratorでロゴやら文字やらのっけて完成。
ここまで来たら後は簡単。デザインツールが提供されているサイトだと商品をえらんで画像をUPすれば簡単にプレビュー画像を生成してくれる。
そして決済&入稿。気づけば朝。
気分転換のためにやってたはずなのにこの苦行感。
ドMだから仕方ありませんね。
ちなみにこの場合、白い合皮(ポリウレタン)のケースにUV硬化インクジェットプリント。
インクジェットで印刷後、紫外線でポリウレタン表面に定着させてあるだけなので、表面はコーティングされてない。
使ってるうちに掠れたり剥がれたりするかもしれないなぁ。
納品は週末頃。届いたら続報を書きます。