電子POPというのか、デジタルサイネージというのか、スーパーの特売コーナーなどにある、CMをエンドレス再生してるディスプレイ付きのPOP。文具コーナーだと赤外線かなんかで人が近づくとLEDが点灯しながらジングル流すPOPなんかもありますね。飲食店向けデジタルサイネージのリースやら制作サービスもあります。
さていきなり話は変わって、まだまだ絶賛ご予約承り中の3/31(土)18:30開場20:00開演、ioraワンマンライブ「トウキョウトガリネズミ」。15席限定ながらまだまだ残席かなりありまして、伝える努力がたりないなと実感しております。
どんな曲?と聞かれても一言では答えづらいし、そもそも音楽を上手に表現できるほど豊かな語彙がない…。音源だけでもいいんだけど、できればステージパフォーマンスを見てもらいたい…。というわけで最初に書いたデジタルサイネージっぽいものをレジ横に作りたい。
小型のサイネージ構想はもう開業当初からあって、その頃から使ってるiPhone5sを機種変したらこいつをサイネージに、といいながら最近になってようやく機種変。
下取りに出さず、余ったiPhoneをディスプレイとして使おうというお話です。
が、夕方の休憩時間30分以内に制作が完了しなければいけないので、突貫工事です。前々から脳内であたためて発酵したイメージを元に現物合わせでやりますよ。
仕様
- 本体の取り外しが容易であること
- 表示するコンテンツはYouTubeにUP、ループ再生
- 電源は近くのMacから
- 音声はイヤホンで
- 画面をタッチできないようにすること
1.本体の取り外しが容易であること
側面からスライドして差し込む方式でいいかな。5sは電源とイヤホンジャックが本体下部なので、そちら側から差し込む方式で。
2.表示するコンテンツはYouTubeにUP、ループ再生
今回は前職時代にUPしたものと、オフィシャルでUPされている動画をもとにプレイリストを作成。ただし、iOSのYouTubeアプリの方だとプレイリストのループ再生ができないので、SafariでYouTubeにアクセス、ブラウザ内でプレイリストを再生する。
現状、ムービーの境目で一旦フルスクリーンが解除されてSafariのメニューが表示されるけど仕様上致し方なし。「デジタルサイネージっぽいもの」だし。プレイリストを表示するだけのページを作成しておいて、jQueryあたりで何とかなりそうな気がしないでもないけどカレー屋がやることじゃないので考えないことにする。
これずっとYouTubeにアクセスし続けるのでそれはそれで問題。HD画質の動画とかDLし続けると死ぬ。今回はSD画質(以下)なのでとりあえず無視。
ある程度プレイリストが決まったり、常時流すものならループするムービーを作っておいて「写真」から再生したほうがいいかも。ちゃんとループするかは未検証。
3.電源はMacから
これはおk。
4.音声はイヤホンで
これも適当にありもので。音声出したければそのままスピーカーから出してもよし、100均とかにあるちっちゃいスピーカーでもよし。いずれにせよその場合はかなり音量絞る前提になると思うので、テロップ多めなどコンテンツの作り方は考えたほうがいい。
5.画面をタッチできないようにすること
物理的にプラ版なりアクリル板なりで仕切ってしまう。液晶とプラ版の間に空間をあければそれだけでOK。
材料
- ハレパネ(5mm厚)
- プラ版(0.35mm厚)
- セリアの木目折り紙
※道具はハサミ、カッター、カッティングマット、スプレーのり、両面テープ
ハレパネとは、いわゆるのり付きのスチレンボードパネル。文房具屋とか画材屋にあります。A4ぐらいの小さいものは100均にもあったりしますね。
制作
制限時間30分なので、現物合わせで適当に切っていく。
なんとなく剥離紙のマス目と画面サイズが合いそうな気がしないでもない。
だいたいの位置をあわせて、シルエットをペンでなぞってアタリをとる。
それらをサクッとカッターで切って
端材を組合せて
貼り合わせて
ざっくり完成。
裏面はザ・ハレパネ細工。
正面が接着面なので、剥がしてセリアの木目折り紙を貼る。
セリアなんでもありますね。
とりあえず設置。夜営業時間中(4時間)ループ再生したけど特に落ちることもなく良好。急いではったら木目が曲がってしまったのと、ハレパネの切断面が気になるので、あとで追加処理。
なにより、現状だと液晶むき出しなので触れちゃう。危険。
修正
まず、側面から見えるハレパネの白い切断面をマーカで塗りつぶし。
さっき貼ったセリアの木目折り紙、この上にプラ版貼るので意味なかった。
別の木目折り紙に、現物合わせで窓をトレース、カッターで切り抜く。
裏面にスプレーのりを吹き付け、透明プラ版に貼り付け。
できるだけ斜め方向から本体が見えないように、それぞれ1センチほど大きめに。ベゼルレスの時代に超ベゼル。
光が正面からしか当たらないような場所での使用しか考えてないので、ちょっとでも後ろから光が当たると透ける。透明プラ版に折り紙貼ってるだけだから。そこは黒い紙を更に貼るなり塗りつぶすなりなんなり。
厚みは4センチちょい。自立するけどちょっと心もとないのでプッシュピンで足を追加。
見えないところはいい加減。
横からスッと差し込んで完成。
※左右が切れてるのは動画のアスペクト比が4:3のため。
ついでにやっつけPOPも作り直し。
文字校発見したけど見なかったことにする……
こういう小さいサイネージだと、周囲にPOP貼ることもあると思うので、この大きさならベゼルたっぷりめの方がなにかと便利かもしれない。結果オーライ。
ただしプラ版に折り紙貼ってあるだけなので、POPを貼る時はマステなど剥離可能なテープなり糊なりつかうこと。
完成
プラ版とスマホのやたら離れた空間、サウナルームのテレビ感ある。
と、写真を整理して記事にまとめるほうが現物作るよりよっぽど時間かかるっていう。
まだまだ空席ございます。
ご視聴いただいてからで結構です。ぜひ、ぜひご予約お申込み、よろしくお願いいたします。動画はライブ風景を中心にまとめてますので、CD聞いていただくよりこっちのほうがイメージ伝わるかなーと思います。