自転車で夜道を走っていると、歩道に横たわる人影。
あわてて駆け寄り、声をかけた。
「大丈夫ですか!大丈夫ですか!」声をかけても無反応。
「聞こえますか!大丈夫ですか!」ゆすっても無反応。
うわーーこりゃマズイと思ってもう一度その人をよく見たら…
人間じゃなくてタバコの空箱だったという夢で目覚めて本日は定休日です。
……とSNSに書いたのはここまで。追記するかどうか迷いましたが。。。
本当は、タバコの空箱と分かった直後に目覚めたのではなく、続きが。
「なーーーーんだ、タバコやん」
と思って再び自転車にまたがり、その先の坂道を登り始める。
勢いをつけないと登りにくいぐらいの斜度と長さ。たぶん60mぐらい。
二車線の車道。左側の歩道は山の斜面。
走ってるのは右側の歩道。
右側の歩道の横はガードレールのない斜面。5メートルほど下に雑木林。
前方に、夜なのに下校途中らしい、自転車通学の高校生4〜5人。
これが非常に遅く、ゆっくり漕ぎながら坂道を登っていく。
歩道いっぱいに広がってるので追い越すこともできず、勢いつけて一気に登らないと登り切れない坂道なので、だんだんとフラフラになっていく。
前輪のダイナモライトもみるみる弱くなり、負荷も増えていく。
あーーもう無理!と一旦足をついて高校生の一団と距離をとろうと一休み。
ふと、右側下の雑木林に目をやる。
夜なので真っ暗。そしてその時に気がついた。
「眼鏡してない」
近眼乱視でよく見えない上に暗闇。
それでもタバコの件以来なんとなく胸騒ぎがして、真っ暗な雑木林の一点に目を凝らす。。。
だんだん目が慣れてきて、暗闇の中になんとなく形がぼんやりと浮かんで見える。
雑木林の一番手前にある木の枝から、すーーーーーーっとぶら下がるロープ
そしてその先に見える人影。メガネがないのでよく見えない。
明かり!明かりはないか!
咄嗟に、自転車の前輪を片手で持ち上げ、反対の手で車輪を回す。
唸るダイナモ。揺れるように光るライト。
すかさず光を雑木林の方に向けるところで目覚めたのでした。。。
まず通報すればよかったかな(そこじゃない